
20代で5年勤めた会社を退職し、東京から富山に移住したおみんすです。

おみんすです
よく「田舎は物価が安い」とか「移住すると物価が安くなる!」という話を耳にするのですが、本当にそうでしょうか?
今日は、東京から富山に移住した私が、田舎暮らしのリアルな物価をお伝えします。
移住したら物価は安くなるのか?
まず結論からいうと…
生活費は下がります。
私の場合は、圧倒的に比重が大きいのは家賃。
家賃
東京で私が暮らした家は2軒。それぞれこんな感じ。
- ギリギリ23区内
- 最寄り駅徒歩10分
- ワンルーム4.5帖+ロフト付き
- ほぼ新築
- 家賃5.9万(管理費込み)
- 堂々と23区内
- 最寄り駅徒歩2分
- 6帖1K
- 築20年ちょっと
- 家賃9.4万(管理費込み)←今思うと高い
今思うと2つ目の家めっちゃ高い・・・!!
仕事が忙しくなったため、耐えきれず会社に近いところに引っ越したのですが、高いですね…。
よく「手取りの3割が家賃の相場」と言われますが、2つ目の家のときは3割超えてました。9.4万が家賃に吸い取られると、毎月「なんだか損してるな…」という気持ち😭
ちなみに会社からの家賃補助はありませんでした。
そして、私が今住んでいる富山県。もちろん場所によって差はありますが、当時と同じ条件(6帖1K、築20年)なら3万円でごろごろ家があります!!すごくない?3万で住める家なんて東京にはないよ!!
昔「ボンビーガール」という番組でやっていた人気コーナー「上京ガール」で
みたいな条件を出して、不動産会社を悩ませるというシーンは名物となっていました。

たしかに「上京先の家賃相場くらい調べてきなさいよ!」という気持ちもありますが(それも含めて“演出”なのでしょうが…)、そういう家は田舎では普通なんです。
だから、家族も大都市圏で生活をしたことがない場合、その人の「普通」が形成されてしまっても無理はありませんよね。
食費
「田舎ってスーパーとかも安いんでしょ?」とよく聞かれますが、正直、スーパーで売っているものの値段は大差ない気がします。
全国ニュースで「野菜の価格が高騰!」となっていれば、田舎の野菜の価格もしっかり高騰しますし、流通の便が良くない場所では、田舎のほうが食材の値段が高いことも。
ただ・・・
(ここからが重要)
コスパは最強です!!!
たとえば同じ398円のお刺身でも、鮮度や量が違います。
富山の海産物は本当においしいので、「スーパーでこのクオリティのお刺身がこの値段で買えるの⁉」と感動します。
ほかにも、近所に農家さんが多い地域だと野菜や米をわけてもらえたり(もちろんお返しはする)、知り合いの農家さんからフルーツを低価格で購入できたり、田舎ならではの「コミュニティ」によって得している部分はあるかもしれません。
ただ、それを田舎の良さととるか面倒ととるかは人によって違うと思うので、自分に合った地域で暮らすのが一番です。
住民税
つづいて税金関係。土地によって違うのは住民税くらいでしょうか(税金のことあまり詳しくないので違ったらごめんなさい🙇)
住民税は田舎の方がたしかに平均額が低いのですが、これは所得によって支払額が違うから単純に「都会だから高い」「田舎だから安い」とは言い切れない気がします。
田舎でもガッツリ稼いでいる人はその分収める税金も高くなり、その逆もあるわけです。
今はふるさと納税もあるから、必ずしも住んでる地域に住民税を収めているとも限らないですし。
私は子どもがいないので身をもって経験したわけではないですが、教育費なんかも大都市圏のほうが高い傾向にありますね。
逆に田舎のほうがお金がかかるもの
ここまで見ると「え、田舎に住むほうが安くすみそう」と思われるかもしれません。しかし…田舎のほうがお金がかかることもあるんです💦
次は、逆に田舎のほうがお金がかかるもの!
車にかかる諸経費

田舎では車は必須です。絶対に要ります。
都心でも車を所有している人はいますが、20~30代だとなかなか珍しいんじゃないでしょうか。
ごくまれに、車を所有せず電車通勤している人もいますが、そういう人も土日は家族に運転してもらって買い物に行ったりしています。一人暮らしで車がないと、詰む。(もちろん田舎レベルにもよりますが!)
駐車場代、保険料、タイヤ代、車検代…。
車を持つってこんなにお金かかるんだ…と思います。
都心でも電車賃はかかるけど、トータルしたら圧倒的に車を持つほうがお金はかかります。
家とかもそうだけど、何事も所有するということは維持費が必要なんですよね…世知辛い。
ガソリン代
そして、車を持つということはガソリンが必要です。

東京で「ガソリン代高騰!」みたいなニュースを見ていたときは「あらー大変」くらいに思っていましたが(他人事)、今では「うわぁまじか!来週には安くなるかな…今週いっぱいガソリンもつかな…」と大慌てです💦

ちなみに、わたしが通勤・買い物等にかかる月のガソリン費は14,000円くらい。会社から規定のガソリン代が支払われますが、電車通勤だった頃と違い全額ではありません(私の会社の場合)。
燃費のいい車×最短距離みたいな計算をされるので、ガソリン代として支給されるのは約5,000円。うちの車、燃費悪いから…仕方ないけど…。
町内会費
これ、あまり聞き馴染みがない人も多いんじゃないでしょうか。地域によって自治会費など名前が若干変わるところもありますが、内容は基本的に同じです。
地方で生活すると、地域のイベントや掃除など、近隣住民との関わりが多くなります。
すると、そのイベント運営や掃除用具の購入・管理などにお金がかかりますよね。そのために毎月一定額を「町内会費」として回収する自治体が多くあります。
会費の一定額は町内会や自治会が管理している備品や施設の管理や購入に使われます。町内会や自治会では、街灯や公民館、公園などさまざまな備品や施設を所有しており、管理のために一定の費用が必要です。
また、施設の維持のための備品の購入にも会費は使われるほか、大規模な修理や高価な備品購入に備えて積み立てに利用される場合もあるでしょう。町内会で所有している備品や施設が多いほど、会費に占める割合も大きくなります。
また、イベント運営や掃除そのものも定期的に行われ、「参加できない人は500円」など一定額を徴収されることも。
「え、罰金取るの…?」と思うかもしれませんが、参加費のようなものです。これがないと、毎回同じ人だけが掃除をすることになったり、「あの人は全然参加しない」という不満が生まれてしまうからです。地域をみんなで守るためのルール、という感じですね。
みんなの町をみんなで綺麗にするのは当たり前なので、参加できない気持ちをお金で払ってトントンにさせてください、というところでしょうか。

雪関連にかかるお金
これは、雪国で暮らす人は必見!私は、東京ではかからなかったお金です。
長靴、スノーブーツ、防水ダウン、スノーブラシ、スコップ、ストーブ(寒すぎて買い足した)…。
一つ一つは細々していますが、ないと困るものです。
でも、きっと台風が来る町では台風グッズが必要だろうし、都会は都会で防犯グッズなどに人一倍敏感でした。一軒家やマンションなどの居住形態によっても違うと思うので、結局どこで暮らすにも、その町に順応する方法を考えていくことが大事ですね。
まとめ
以上、移住したら物価が安くなるのか?
私なりの見解をお伝えしました。
生活にかかる必要最低額でいえば、トントンか家賃分田舎のほうが浮くかな?というくらい。ただ、個人的には地方に移住してから余計な買い物や外食をほとんどしなくなったので、生活費は安くなりました。
人によるというのは大前提ですが、おしゃれなカフェより誰かの家でお茶しよ~となったり、そもそも洋服やコスメなどの服飾品を売っているお店が圧倒的に少ないので、衝動買いもできません。
私は東京にいるときもあまりお金を使わなかったほうですが、富山に来てからは財布のヒモを締めなくても勝手に締まるようになりました。笑
でも、その分ネットショッピングとかで発散しちゃったりするから要注意!
参考になればうれしいです。





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