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【移住してわかった】地方のジェンダー観と小さな抵抗

移住してから
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こんにちは!

5年勤めた会社を退職し、20代で東京から富山に単身移住したおみんすです。

おみんす
おみんす

おみんすです。

今日は、地方移住して感じたジェンダーギャップについてお話ししたいと思います。

センシティブな内容も含まれるかもしれないので、敏感な方は要注意です。

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地方のジェンダー意識とは

地方に移住して一番に感じたことは、地域によってジェンダーに対する価値観の前提がかなり違うということです。

「前提ってどういうこと?」と思いましたか?それとも「そういうことね」とすぐにピンときましたか?

ピンときたあなたは、実際にそうした経験をしたことのある人か、ジェンダー問題に関心が高い人だと思います。

ガラスの天井という言葉、知っていますか?

正直、この話は書こうかどうか迷いました。でも、私と同じように移住を検討している女性に、移住してからショックを受けてほしくないと思ったので、簡単にまとめます。

そういう話に過敏だよ!って人はここから先は閲覧注意です⚠

注:私はジェンダー研究の専門家ではありません!あくまで「地方に移住して感じたこと」というイチ体験談としてお聞きください

田舎の価値観あるある?

富山に限らず、地方に行けば行くほど「昔ながらの風習や常識」を重んじる傾向が強いと思います。たとえばこんな感じ。

地方の価値観で驚いたこと
  • 生まれ育った家は長子(できれば長男)が守るもの
  • 女性は家で家事をする、男性は家事ができなくてもよい
  • 男性は女性より学や稼ぎがあるべき

実際に地方で暮らしてみて思うのは、まだまだ男女平等の意識って実生活として浸透しているわけではないのかも、ということです。

東京など、比較的多様性を受け入れやすい町で育った人からすると「???」という感じですよね。

富山に限らず、他の地方出身者からもよく聞く話ですが、やはりまだまだ「男らしさ」「女らしさ」を無意識に求める人が多い気がします。

「家事はママがやる前提なんですかー!?」って昔炎上したCM

ただ、同時に思うのが、これらを言っている人の多くが、ジェンダー平等や多様性の文化を知らないというわけではなさそう、ということ。

男女平等の意識はあるし、そうすべきなのかも…?とうっすら思ってはいるけど、どうしていいかわからない。また、周囲の人も同じような感覚なので、実感としての理解が追い付いていない、という風に見えました。

男のほうが稼ぐのが当然だよね!

なので、私に対しても悪気なく「いい男性いないの?」「結婚しないの?」と聞かれることは日常茶飯事だし、口に出さずとも思っている人はたくさんいると思います(「男性」と決めかかっているところにもいろいろ感じるね)。

そして結婚したらしたで「子どもは作らないの?」「跡継ぎの男の子を産まないとね!」というデリカシーのかけらもない言葉も、普通に飛び交います。

(Oh…)

男性は男性で、「自分は長男だから家と墓を守らないと」と言っているのもよく聞くし、結婚相手にもそれ(=自分の家と墓を一緒に守ってくれる人)を求めている人もいます。

そして、それが当たり前だと思っているからややこしい!

実家がない&先祖が共同墓地の私からすると「家と墓を守る」ってどういうこと?と本気で思ってしまいました。

でも、ある意味仕方がない話ですよね。

たとえば小さいころから両親と過ごしてきたとして、母親が家事をすべてやりながら外で働き、父親が仕事から帰ってきて何もしていなかったら「家族ってこういうものかな」と思ってしまいそう。

そうすると、家事が苦手な女性に対して「家のことちゃんとできないの?」と悪意なく聞いたり、「共働きで家事を半々で担当する男性」に対して「すごい!えらい!奥さんは楽でいいねぇ」など、「○○(言ってはいけない言葉)!」と言いたくなるようなことを平気で言われる環境ができてしまうわけです。

地方で生まれ育ち、一度も県外で生活をしたことのない人は、実際に「固定された概念」のまま生活している人もいます。年代関係なく、若い世代でもそういう人は一定数、います。周囲に似た価値観の人が多い環境では、そういう固定観念が育ちやすいのかもしれないな…と感じます。

私が実際に言われたこと

ここからは私の経験談になるので「地方はこう!」ということではありません。あくまで一例だと思ってね!

たとえば私は4年制の大学を卒業しているのですが、そのことがわかると高校卒や専門学校卒の男性が私を「お付き合いの対象」として見てくれなくなることも多くありました。

「それは、あなたがエリート風を吹かせたんじゃないの?」と思われたらそれまでですが、東京ではそのようなことがなかったので驚きました。

私が地方で出会った男性にたまたまそうした考えの人が偏った可能性もなくはないですが、自分より学歴が高い=自分が男でいられなくなる(威厳が発揮できない、情けない?)という考えのようです。

どれだけ性格や話が合っていても、卑屈になられて終わることが(私の場合)多かった。

女の子が留学なんか行って何になるの?と言われたときはショックだった

あとは、「相手の女性は海外に行ったことがあるのに自分はパスポートも持っていない」とか「女性のほうが年収が高い」「女性が家を買う」といったことも毛嫌いされている印象。

「プライドが高い」の一言に尽きるのかもしれませんが、なんだか、もっと根深いものを感じます。

(親からも「男はこうであれ」という教育をされているような…。)

このあたりはまだ私も完全には理解できていないところがあるので、これから経験を重ねてわかることがあればまた書きますね。

どうしたら理解してもらえるのか

じゃあ、どうすればアップデートできるのでしょうか?

正直これに関しては、ひとりの力ではどうすることもできません。

相手が「自分の考えはなんだか偏っている気がする…変わりたい!」と思っていれば別ですが、そんな人はとっくに自分で変わるきっかけを見つけているように思います。

私がこれまで出会った男性も、さりげなく伝えて理解してもらえることはほとんどなく、「?」という顔をされるか「うん、わかってるよ」と言いながらまったくわかっていないことが多かった。たとえばこんな感じ。

わかってもらえなかった例①
おみんす
おみんす

普段、自炊することありますか?

いい感じだった相手①
いい感じだった相手①

ほぼしたことない。料理は母親が作ってくれるから、出されたものを食べるだけだよ。

おみんす
おみんす

なんだか先行き不安…

わかってもらえなかった例②
おみんす
おみんす

料理は好きだけど掃除は苦手だな~

いい感じだった相手②
いい感じだった相手②

料理ができる女の子っていいよね!掃除はまぁ、がんばって綺麗にしてくれてたらいいよ!

おみんす
おみんす

「いいよ」とは…?あなたはやらない前提ですか…?

ちょっと例が極端かもしれませんが、実際にあった話です。

会話の一部を抜粋しましたが、実際は会話そのものよりも、言葉の端々から伝わる「男は家事をしない」「男は外で金を稼ぐもの」という雰囲気が、私にはしんどかったです。

まぁ、そうじゃない人もたくさんいるので出会う相性がよくなかっただけ説もある!

悪気ない言葉たちにどう向き合うか

売られた喧嘩はバッチバチに買うぜ!という人は真っ向から否定したらよいですが、実生活だとなかなかそうもいかないですよね。職場の上司など、歯向かったら面倒くさい相手なども多々いますし。

かといって、嫌なことを言われたときに「あぁ…そうですね…へへ」と笑ってかわすのも、後から悔しかったり悲しかったりします。

もうひとりのおみんす
もうひとりのおみんす

何度もくやしい思いをしたよ

相手はアップデートができていないだけで、悪気がないということも多々あります。

そこで!私は今こう返しているよ、というプチ反抗フレーズをお伝えしますね。ちなみにこれは東京時代に言われた言葉も含まれており、地方だからというよりは”アップデートできていない人”向けのセリフです!

「結婚しないの?」「子どものこと考えたら、そろそろ結婚しないとね」
  • 結婚…したほうがいいと思いますか?(きょとん顔)
  • ○○さんは結婚してよかったですか?
  • ○○さんはおいくつのときにご結婚されたんですか?(●歳だよ、などと言われたら)え、すごい!私そのとき毎年海外行ってて、パートナー見つけるどころじゃなかったです…(ガチしょんぼり顔)

このとき、本気で出会いを求めている場合は「いい人いたら紹介してください笑」などと言うと、結構本気で紹介されることも多いです。笑

「普通子どもってほしいでしょ?」
  • え、今もそうなんですか!?(全力で「アップデートしてねーなこいつ」と思いながら、驚いた表情をするのがポイント!(令和の)今も、という言葉が重要だよ!)
  • 令和の今…子ども一人育てるのにいくらかかるんですかね…(遠い目)
  • それ、今はちょっと危ない発言かもです…

それぞれの感覚(子どもほしい、ほしくない)を引き合いに出すと水掛け論になって余計いらだつので、「時代のせいだね☆」ということにしておく。

ちなみにそういう人は自分の“普通”が世界の常識だと思っている率が高いので、「普通」をあげつらって否定すると面倒なことになるので気をつけてください(実体験)

(下ネタを言われたあと)「こういうのもセクハラになっちゃうのかな?」
  • そうですね
  • 私ならなると思います(真顔)

ここは真顔がポイント。これで気づかないやつは●●(言ってはいけない言葉)

これで「あなたの言っていること、違和感だらけですよ」と気づいてもらえればラッキーだし、そうでない人とはできるだけ距離を置くか、その話はやめましょう。

もちろん素敵な人もたくさんいる

ここまで聞いて「うげ…地方のジェンダー感って最悪…」と思った人も、心配しないでください。素敵な方も、たくさんいます。

ただ、地方に限らず自分の周囲の人間関係だけで世界が完結している人は、やはりどんどん視野が狭くなってしまうと思うのです。ただでさえ年を取るほど頑固になるのに、環境がそれを後押ししてしまう。

やっぱり一人ひとりの意識が大きいというか、「自分の考えを持ちつつ、でもそれを押し付けない」というスタンスはとても大事だなと思います。

まとめ:環境が価値観を作る

ここまで書いてみて思うのは、地方だから、都会だからというよりも「環境が価値観を作る」という要素が大きいのかな、と。環境には時代や性別などさまざまな要素があり、そのひとつに生まれ育った土地柄というのがあるのだと思います。

正直、地方に来て価値観が固定化されていると感じる場面は少なくありません。そしてそれは、周囲に似た価値観の人が多い環境で後押しされてしまうからかな…と思っています。それを私たちの世代でアップデートしていけたらいいな、というのが、私のプチ野望です。でもなんだかちょっと難しそう。

それでも富山の環境は落ち着くし、男女関係なく穏やかで親切な人が多いです。これは地方の…というか、富山のよいところであり、私が好きなところでもあります。この良さは奪われてほしくないな、と思います。

今日は、東京から地方に移住して感じたジェンダー観をお伝えしました。

こういう話って、人によって興味関心度がまったく違うし、気づかない人はいつまでも気づけません。

自分がそうならないように、日々周囲への理解と配慮をもって人と接していきたいな、と思っています。

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